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Candy Pop -5話- 私の彼氏は女の子!? / 2009-07-18 (土)

今日も休日のふわふわとした1日が始まった。

いつもは陽香ちゃんのお家に遊びに行ったり一緒にお買い物をしてるけれど
今日は陽香ちゃんがお店のお仕事を手伝わなくてはならないって言っていたので
私は仕方なく1人で都心へお買い物に行った。

「あぅ~やっぱり陽香ちゃんがいないと淋しいなぁ…。」

「でもまた明日学校で会えるから我慢、我慢っと。」

そんな事を思いながら私は桜ヶ丘ニュータウンの駅まで自転車をこいで
自転車置き場に自転車をとめ、都心行きの電車に乗った。

「さぁって読む本もなくなっちゃったから新宿の大きい本屋さんにでも行って
新しい本でも買って来ようかなぁ?それと私に似合う髪飾りでも買おうっと」

いつものようにお気に入りの曲のMDを聞きながら目的の駅である新宿駅までの
しばらくの時間を楽しんでいた。

1時間後、新宿駅についた。

「やっぱり新宿は人がいっぱい…。」

新宿駅は人ごみであふれていて、私の住んでいる桜ヶ丘ニュータウンや
華音大学のある羽丘から見るとすごい違うって思ってしまい…いつも
新宿に行くと驚いてしまうの。

私は大きな本屋さんのある出口を出て最初の大きな交差点に着き
信号が青になるのを待っていた。

新宿という街がら車の方の信号が長くて歩行者の方が待つほうが長いから
時々お目当ての限定品のものを買いに行こうと言う時にはこの待ってる
時間に売り切れちゃわないかなぁとかちょっとドキドキしてたり…。

そして歩行者用の信号が青になり、私が向こう側へ渡る時に私の時が一瞬止まり
目の前にいたショートカットの可愛い女の子にこう言ってしまった。

「ダーリン」

はっ、と気づいた時には私の顔は真っ赤になってしまい、早々と交差点を
渡ろうとしていた…。

するとその女の子が私に向かってこう言った。

「また…この世界で会えたね。」

「え゛っ…。」

私は何も分からず交差点の真ん中で立ち尽くしてしまった。
すると女の子は私の手をつかんで私の行きたい本屋さんの方向へと
向かってくれた。

「あっ、君はいったい誰なの?」

私は女の子に話しかけた。

すると女の子は思いもよらない発言をしたのだった。

「えっ、ボク男の子だよ。」

「うっ、嘘でしょ!?」

「(こんなに可愛い男の子がいるなんて…)」

「本当だよ…それに前世ではボクと君は恋人さん同士だったんだよ。」

「あ…だから…ダーリンって言っちゃったのかなぁ?」

「うん、多分そうだと思うよ。」

「そういえば名前…。」

「うん、ボクは長谷部優樹だよ」

「私は上原美咲…。」

いきなりの男の子の発言にびっくりしながらも私と優樹は目的の本屋さんについた。

「これから私はお買い物に行くんだけれど…優樹もついていく?」

「うん、ボクもついていくよー。」

そんなこんなで私と優樹は本屋と私の髪につける髪飾りのお店を回った。

優樹は「ボクも」って言って髪飾りを買っていた。

「優樹、女の子になりたかったの?」

「うん…それとね、ボクの両親が女の子が欲しかったのに男の子が
生まれちゃったからってボクの事を半分ずつ男の子と女の子に育てて
もらったからなんだよ。」

「そうなんだ…。」

「もし嫌じゃなければお友達でいて欲しいんだけど…ダメかなぁ?」

「ううん、そんな事ないよ、私ね可愛い男の子が好きなんだよ。」

「よかったぁ、もしかしたら神様がそうしたのかもしれないね。」

「もしかしたら私と優樹って昔恋人さんだったのかなぁ?」

「うん、そうだと思うよ。」

「だから…さっきダーリンなんて言っちゃったのかなぁ?」

「うんっ。」

それからしばらく優樹とお話しながら新宿の街を散歩していた。
なんだか本当に私の前世は優樹の前世と結婚してたのかななんて
思いつつ歩いていた。

途中でコーヒーショップに入りちょっとおやつを食べて
少し休憩をしてから新宿の駅前に戻った。

「ねぇ、優樹…また会えるよね?」

「うん、また会えるよ…。」

「そういえば優樹は学生なの?」

「うん、ボクは専門学校に通ってるんだけど…美咲は?」

「私はね、華音大学の英文科に通ってるよ。」

「そうなんだぁ…ちょっと近くなんだね。」

「あっ、あそこの専門学校に通ってるんだぁ。」

「うん、羽丘駅のすぐ近くにある羽丘情報専門学校だよ。」

「それなら帰りにでも会えそうだね。」

「うん、今度一緒に帰ろうよ。」

「えへへ、私の女の子のお友達も一緒で良いかなぁ?」

「もちろん美咲のお友達だったら大歓迎だよ。」

「じゃあ、今度一緒に帰ろっ。」

「うん、楽しみにしてるよ。」

そんなこんなで優樹と別れ、私は桜ヶ丘ニュータウン駅まで電車に乗って
自転車で家まで帰って私の部屋でゆっくりして、いつものように日記を書いて
ベットで眠った。

今日の夢の中には陽香ちゃんと優樹と…あともう1人誰か女の子が
いたけれど…あの子は誰なのかなぁ…。そんな記憶が残る夢を見た。